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- 2024.11.08
- 2023年度 出資事業の資金分配団体の決定について
休眠預金活用事業に関する公募(助成・支援申請)とは
「休眠預金活用事業に関する公募(助成・支援申請)とは」のカテゴリでは、はじめて休眠預金活用事業に申請を検討される方向けの情報(本ページ)や、資金分配団体・活動支援団体に申請される方向けの情報、実行団体・支援対象団体に申請される方向けの情報をお届けしています。
公募の最新情報や申請方法等は、以下からご確認ください。
資金分配団体・活動支援団体の公募
- 受付中
- 2024年度 通常枠・第2回 締切: 11月18日(月)17時
- 受付中
- 2024年度 活動支援団体の公募 締切: 12月23日(月)17時
- 審査中
- 2024年度 緊急支援枠・3次募集 締切: 11月8日(金)17時
- 公募終了
- 2023年度 出資(2024年度公募情報 近日公開) 締切: 5月10日(金)12時
休眠預金活用事業に関する公募(助成・支援申請)を検討する前に
助成・支援申請を検討する前に、休眠預金等活用制度について以下の項目をご確認ください。
申請先となる団体について
休眠預金等活用制度では、事業を行う関係者を「指定活用団体(JANPIA)」「資金分配団体」「活動支援団体」「実行団体」「支援対象団体」と呼んでいます。
資金分配団体と活動支援団体を目指す団体は、指定活用団体であるJANPIAが実施する公募に申請ください。
実行団体を目指す団体は、資金分配団体、支援対象団体を目指す団体・個人は、活動支援団体が実施する公募に申請ください。
助成・支援申請の対象となる活動(優先的に解決すべき社会の諸課題)
休眠預金等活用法に掲げられた3つの公益に資する活動に基づいて、以下の8つの項目を「優先的に解決すべき社会の諸課題」として、これらの課題解決を支援します。
-
子ども及び若者の支援に係る活動
①経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもの支援
②日常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援
③社会課題の解決を担う若者の能力開発支援 -
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
④働くことが困難な人への支援
⑤孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援
⑥女性の経済的自立への支援 -
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に係る活動
⑦地域の働く場づくりや地域活性化などの課題解決に向けた取組の支援
⑧安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
上記の1から3の活動のうち、➀から⑧以外の項目であっても、社会の諸課題の解決において多大な影響や効果が期待され、優先して取り組むべき項目と考えられるものについては、その解決策や事業目標に関する申請が可能です。
実行団体・支援対象団体への申請を検討される場合は、資金分配団体・活動支援団体が公開する公募要領にある「優先的に解決すべき社会の諸課題」をご確認ください。
休眠預金等活用により目指す姿
休眠預金等活用の目的は次の2点です。
① 国及び地方公共団体が対応することが困難な社会課題の解決を図ること
② 民間公益活動の自立した担い手の育成及び民間公益活動に係る資金を調達できる環境を整備すること
これらの目的を達成することで以下のような効果が期待されます
- 社会課題の解決のための自律的かつ持続的な仕組みが構築される
- 民間公益活動を行う団体等が民間の資金を自ら調達して事業の持続可能性を確保する
- 我が国の社会課題解決能力が飛躍的に向上する
- 持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献する
休眠預金活用事業の特徴
国民の資産である休眠預金等の活用にあたっては、国民への説明責任、事業の透明性や公正性・成果の可視化などが求められます。
そのため、以下の特徴があります。
社会的インパクト評価
休眠預金を活用する団体は自ら「社会的インパクト評価」を実施すること(自己評価)で、成果の可視化に取り組みます。
詳しくは社会的インパクト評価をご覧ください。
非資金的支援(伴走支援等)
JANPIA、資金分配団体および活動支援団体が行う非資金的支援(伴走支援等)は、それぞれ資金分配団体、実行団体や支援対象団体の創意と工夫が引き出されるよう、相互の対等なパートナーシップに基づき実施されています。
詳しくは伴走支援 (非資金的支援)をご覧ください。
ガバナンス・コンプライアンス
国民の資産である休眠預金等の活用に当たっては、事業の透明性や実施上の公正性も求められます。そのため、資金分配団体、活動支援団体、実行団体については申請資格要件として「JANPIAが規定するガバナンス・コンプライアンス体制等を備え、公正かつ適確に業務を遂行できる団体」を定めています。また、ガバナンス・コンプライアンス規程の策定・公表を義務づけています。
詳しくはガバナンス・コンプライアンスをご覧ください。
情報公開
休眠預金活用事業の原資が国民の資産であることから、国民への説明責任を果たすため、 情報開示の徹底、制度全体の透明性の確保等が強く求められています。
詳しくは情報公開をご覧ください。
連携・協働
休眠預金等を活用する団体が、社会課題の解決に向けて取り組むに当たっては、その活動地域や事業分野等に応じて、多様な関係者と連携・協働していくことが求められます。
詳しくは連携・協働をご覧ください。
その他の休眠預金活用事業の特徴
その他の休眠預金活用事業の特徴をまとめています。
詳しくはその他休眠預金活用事業の特徴をご覧ください。
公募の種類
休眠預金活用事業における公募は、4種類あります。
①助成(通常枠)、②助成(緊急支援枠)、③活動支援団体、④出資です。
以下では、各公募の枠組みにおける資金分配団体又は活動支援団体の公募概要をご紹介しています。実行団体又は支援対象団体の公募については、各資金分配団体又は活動支援団体の公募要領をご確認ください。
助成(通常枠)
趣旨
我が国においては、人口減少、高齢化及び国際化の進展等の経済社会情勢の急速な変化が生じており、国民生活の質や水準への影響等、様々な社会課題に直面しています。一方で、様々な社会課題の中には、法制度や予算等の仕組み上、既存の施策では十分な対応が困難であり、国及び地方公共団体では対応が困難な課題が多くあります。 これらの社会課題の解決に資する民間公益活動に助成します。
目安となる事業期間
3年(*1)
支援の種類
資金支援(助成)+非資金的支援
事業種別
[1]草の根活動支援事業
事業目的
全国各地で地域に根差して従来から事業を展開しているNPOや各種団体を念頭に、本制度を活用し、更なる活動の拡大及び成果の向上を図り、当該活動の持続可能性の向上につなげていくことを目指すものです。
(全国枠と地域枠)
助成総額(目安)(*2)
1資金分配団体への最大助成額 1億円
一つの資金分配団体から実行団体への最大助成額 1団体あたり2千万円
[2] ソーシャルビジネス形成支援事業
事業目的
革新的事業による社会の諸課題の解決を図る社会的インパクトの創出とそれを実現するための持続可能なビジネスモデルの創出と推進を目指すものです。 社会的インパクトと事業の持続性を確保するための事業性・社会性を両立させるビジネスモデルの確立が重視されています。
助成総額(目安)(*2)
1資金分配団体への最大助成額 2億円
一つの資金分配団体から実行団体への最大助成額 1団体あたり6千万円
[3] イノベーション企画支援事業
事業目的
チャレンジングで革新的な企画・手法により、社会の諸課題の解決への取組を促進し、社会における大きな変革(ソーシャル・イノベーション)を創出すること、従来の発想を破る新規企画の創出(インキュベーション)と実行の加速(アクセラレーション)を目指すものです。
助成総額(目安)(*2)
1資金分配団体への最大助成額 2億円
一つの資金分配団体から実行団体への最大助成額 1団体あたり6千万円
[4] 災害支援事業
事業目的
平時の防災・減災の活動や大規模災害後の活動(緊急災害支援や災害復旧・生活再建支援等)、又はそれらを組み合わせた事業を実施することにより、大規模な自然災害等により顕在化される社会の諸課題の解決に向けた取組を推進することを目指すものです。
助成総額(目安)(*2)
1資金分配団体への最大助成額 2億円
一つの資金分配団体から実行団体への最大助成額 1団体あたり4千万円
自己資金の確保について
資金分配団体の選定にあたっては、資金基盤(寄附等による自己資金比率、他の資金調達状況等)、事業基盤(休眠預金等以外を含めた事業規模、非資金的支援の経験等)や組織基盤(職員数、ガバナンス・コンプライアンス体制の整備状況等)などの事項を総合的に評価して判断します。
実行団体については、助成期間合計の事業費の20%以上を自己資金又は民間からの資金で確保することを原則とします。
助成(緊急支援枠)
趣旨
外部環境の急激な変化などで、現行の行政施策では十分に対応できていない社会課題への支援ニーズに、緊急に対応することを目指しています。
目安となる事業期間
1年(*1)
支援の種類
資金支援(助成)+非資金的支援
助成総額(目安)
- 資金分配団体:事業計画・資金計画等の内容や事業実施体制並びに収支規模等を総合的に勘案し決定
- 実行団体:資金分配団体の公募要領による
自己資金の確保について
資金分配団体の選定にあたっては、資金基盤(寄附等による自己資金比率、他の資金調達状況等)、事業基盤(休眠預金等以外を含めた事業規模、非資金的支援の経験等)や組織基盤(職員数、ガバナンス・コンプライアンス体制の整備状況等)などの事項を総合的に評価して判断します。
実行団体については、事業実施期間が短期間であることを踏まえて、必要としません。(*3)
活動支援団体
趣旨
活動支援団体の制度では、休眠預金等を原資とした助成金を活用した支援プログラムの実施によって、「資金支援の担い手(既存の資金分配団体を含む)」、「民間公益活動を実施する担い手(既存の実行団体を含む)」の育成や運営体制の強化を目指しています。
目安となる事業期間
3年(*1)
支援の種類
- JANPIAから活動支援団体:資金支援(助成)+非資金的支援
- 活動支援団体から支援対象団体: 非資金的支援のみ
助成総額(目安)(*4)
1活動支援団体への最大助成額 5,000万円
自己資金の確保について
活動支援団体の選定にあたっては、資金基盤(寄附等による自己資金比率、他の資金調達状況等)、事業基盤(休眠預金等以外を含めた事業規模、非資金的支援の経験等)や組織基盤(職員数、ガバナンス・コンプライアンス体制の整備状況等)などの事項を総合的に評価し判断します。
出資
趣旨
出資事業においては、特に民間資金の呼び水効果を一層発揮させ、資金調達環境の整備の促進を図るとともに、団体の自立促進等の資金面以外の強化を図るものとし、出資によって生み出される利益や形成される資金調達環境を有効に活用し、社会の諸課題の解決に向けた取組を一層強化することを目指します。
支援の種類
資金支援(出資)+非資金的支援
出資方針(目標)
出資によってもたらされる社会的成果と収益性の実現の両立を目指すこととし、JANPIAの出資事業全体における投資倍率は1倍以上を目標とします。
出資方針(資金提供の種類)
実行団体の事業の特性や成長段階に即した適切な資金提供のために、以下を併置します。
[1] ファンド出資型
JANPIAが資金分配団体であるファンドに対して出資する方法
ファンドの規模
数億円から10億円程度を目安とします。ただし、JANPIA以外の共同出資者の出資約束金額の状況によって、10億円を超えるファンドの組成も可能とします。JANPIAからの出資規模は最大10億円とし、共同出資割合は50%以上を目指します。
ファンドの存続期間
10年程度を目安とし、最長15年まで延長することができます。
[2] 法人出資型
JANPIAが資金分配団体である株式会社に対して直接出資する方法
JANPIAによる出資規模
資金分配団体(株式会社)は、自己資金及びJANPIAからの出資金を原資として、実行団体へ出資を行います。JANPIAは、資金分配団体(株式会社)に株式出資しますが、出資比率は50%未満とします。
存続期間
資金分配団体の存続期間の定めは設けず、JANPIA による株式処分後も株式会社を存続させて出資事業等を継続することができます。
*1:募集時期等にも関係するため、事業期間は目安です。詳細は各公募要領でご確認ください。
*2:助成総額は最長3年間分の目安です。提案いただいた包括的支援プログラムの内容、申請団体の過去の実績、提案内容の実効性等を精査し決定します。
*3:土地の購入は助成の対象外とし、助成の対象は賃貸のみとしています。建物は賃貸を原則とします。建物の購入又は新築は、事業目的の達成のために必要不可欠であり、他に代替手段がない場合に限り特例として認めることとします。建物の購入又は新築価格の経済的合理性を確保する観点から JANPIA が不動産鑑定士等による評価を行い、当該評価額の80%を上限に助成します。
*4:担い手の育成により資すると考えられる場合には、目安にとらわれることなく、選定基準等にのっとって公正・公平に審査した上で、活動支援プログラムのニーズ及び有効性を踏まえた弾力的な運用を行います。
申請団体判別チャート
休眠預金等活用制度に登場する「資金分配団体」「活動支援団体」「実行団体」「支援対象団体」のうち、ご自身がどの団体に該当するか分からない場合は、以下のチャートをご活用ください。
ニュース
- 2024.11.06
- 2024年度 緊急支援枠〈2次〉資金分配団体の決定について
- 2024.11.05
- 2024年度 活動支援団体の申請書類様式の差し替え
- 2024.11.05
- 2024年度 通常枠〈第2回〉資金分配団体の公募説明会の動画を公開
- 2024.10.31
- 実行団体・支援対象団体の公募一覧について
- 2024.10.31
- 2024年度 出資事業 資金分配団体の公募スケジュールについて
よくある質問
休眠預金活用事業を実施している団体の情報は、休眠預金活用事業情報公開サイトでご確認いただけます。休眠預金活用事業情報公開サイトで表示される各事業・団体の情報は、休眠預金活用事業を実施する団体がその事業運営にあたって利用する「休眠預金助成システム」に登録した情報を連携し、公開しています。 ▽休眠預金活用事業 情報公開サイト|トップページ(外部リンク) https://johokoukai.janpia.or.jp/
実行団体・支援対象団体を目指す場合は、申請を検討している公募を実施している資金分配団体・活動支援団体に直接ご相談ください。 休眠預金活用プラットフォームにも、実行団体・支援対象団体の公募情報を掲載していますので、ご活用ください。 ▽休眠預金活用プラットフォーム|実行団体・支援対象団体の公募 https://www.kyuplat.com/players-koubo/
資金分配団体は、休眠預金等に係る資金を原資として、実行団体に対し助成・出資を行う団体のことです。「包括的な⽀援プログラム」を企画・設計し、実行団体(⺠間公益活動を⾏う団体)に対して⾰新的な⼿法による資⾦の助成・出資や経営・⼈材⽀援等の⾮資⾦的⽀援を伴⾛型で実施。これにより、⺠間公益活動の⾃⽴した担い⼿を育成する中⼼的な役割を担います。JANPIAが実施する公募により、団体が選定されます。
社会的インパクト評価等に係る評価関連経費として、資金分配団体及び実行団体にそれぞれ事業費の助成額の5%を上限として支援します。評価関連経費の例としては、「評価や分野専門家による伴走支援、ロジックモデル(事業設計図)の検証の助言、成果・モニタリング指標の設定、評価計画作成等・類似事業の視察・意見交換・報告会の開催・冊子作成費用等」が挙げられています。
資金分配団体が実行団体に行う非資金的支援とは、民間公益活動の底上げおよび持続可能性向上を目的として行うもので、事業実施に係る伴走支援や、事業管理・事業評価・連携支援等の業務を行う組織能力の向上、人材育成等の支援を指します。 その活動は、社会課題、事業の性質、外部環境などによって異なります。資金分配団体が行う非資金的支援の提供は、固定化するものではなく、実行団体の要望や状況に応じて最適化した形で実施されることが望まれます。